【完全攻略】失敗しない! 駐車スペース計画(前編)
こんにちは。エクスマイルです。
外構工事を考えるとき、多くの方が駐車スペースを考えるかと思います。
そして、一度土間コンクリートやカーポートを施工したら、その部分を掘り返さないと(※ハツリという)やり直しが難しいのが駐車スペース。
今回と次回では、駐車スペースやカーポートで「これだけは押さえておきたい!」というポイントをお伝えします。
【前編】は、駐車スペースと土間コンクリートについてです!
1.駐車スペースに必要な面積の考え方
平均的な車のサイズは上の表が目安となります。
それにプラスして、駐車スペースには
が必要だと言われています。
車1台の駐車スペースを考えるなら、
車1台の横幅+1,200cm(左右どちらのドアでも開けて出入りする最低幅)を目安にすると、
「狭すぎてドアが開けられない!」といったことは起きないでしょう。
車2台分なら、横幅+1,800cm(左右+車2台の真ん中に600cm)です。
掃除や出入りに余裕を持たせたい場合は上の表の幅をプラスしていきます。
また、家の前の道路の幅が狭い場合は、横幅を広めに取らないと駐車が難しくなったりもします。
そのあたりは、外構プランナーにご相談いただければ間違いないです。
そしてその場合は、マイカーのサイズ(幅、長さ、ルーフ高)をご用意しておけば万全です!
2.地面は土間コンクリートがおすすめな理由
「駐車スペースの地面をどう施工してもらおうかな?」
とお迷いになることもあるかと思います。
オススメなのは、やはり【土間コンクリート(目地入り)】。
土間コンクリートの施工価格目安は、1㎡あたり15,000円~20,000円程度。
1台分の土間コンクリートは25万円~40万円の範囲に収まることが多いです。
※コンクリート価格などにより変動あり
コンクリート価格がここ数年上がっていますが、仕上がりの綺麗さやその後のメンテナンスフリーな便利さ、耐久力を考えると、土間コンクリートがおすすめです。
3.土間コンクリートを敷く範囲の考え方・ヒビ防止の目地
駐車スペースを確保した上で、どの範囲に土間コンクリートを敷くかですが、コンクリートの施工は工事に固定費がかかるので、施工範囲と固定費とを見比べながら検討することになります。
例えば、車のタイヤが乗る範囲だけをコンクリートにして、ほかを土+防草シート+人工芝にするなどもよく見かけますが、
人工芝部分に車が乗り上げてしまうこともあるので、その場合は固定したピンがずれてしまい、メンテナンスが発生する可能性も想定します。
もし土間コンクリートを敷くなら、膨張での割れを防ぐために、一定の範囲で「目地」を入れるとヒビを防ぎやすくなります。
目地の処理によっては、グッと格好いいデザインになったりもします。
そして、カーポートを建てる・建てない選択によっても土間コンクリートの敷き方が変わってくるので、外構業者にお願いする際はいろいろな写真を提示しながら、予算の範囲内でどのようなことができるかを聞いてみると◎です。
4.土間コンクリート目地・デザイン
コンクリートを敷くなら、一定の範囲で目地を入れるといいとご説明しましたが、目地の入れ方やデザインによって、大変オシャレな印象になったりします。
目地は伸縮する素材の伸縮目地もオススメですが、入れるにしてもデザイン性を持たせて【幾何学模様】にしてみたり。
現在はやりのキューブ型住宅なら、駐車スペースに面した壁面の窓の表情に合わせてデザインすると、建物との一体感が出ます。
また、下の写真のようにおしゃれなタイルを配置したり、
砂利と組み合わせても、表情に変化が出て素敵です。
目地には、インターロッキングブロック(コンクリート製のブロック)を入れたりしてもオシャレです。
敷地境界部分をタイルやインターロッキングブロックなどで色を変えることによって、オープン外構でも心理的な境界線になったりするので、
ぜひ色々なデザインを楽しみましょう!
5.まとめ
駐車スペース計画、こだわり始めたら楽しくて止まらなくなりますね!
次回はいよいよ【カーポート】編です。お楽しみに!